「川崎キ61 三式戦闘機二型「飛燕」(6117)の戦後史」
この機体は1944年(昭和19年7月:推定完成時期)に川崎航空機岐阜工場で製造された「飛燕」二型試作機:機体番号6117号機です。戦争中、この機体は陸軍航空審査部所属であり、終戦直後1945年8月に福生飛行場(現米軍横田基地)でアメリカ軍に接収され、1045年~1953年まで現米軍横田基地で屋外展示されていた。そして、日の丸は米軍マークに変えられ、垂直尾翼にUS AIRFOCE 0022111と」記載されていた。
1953年12月に日比谷公園で展示された際は、米軍マークは日の丸に変わり、垂直尾翼の米軍シリアルナンバーも消されていた。そして、この年に米軍から日本航空協会に譲渡された。
1963年5月には東京の二子玉川遊園地の航空博覧会で展示された。その後1986年から2015年夏までの29年間、知覧特攻平和会館(鹿児島県南九州市)に展示されていたものを、同機の生まれ故郷となる同社岐阜工場(岐阜県各務原市)において、機体を所有する日本航空協会の監修の下、破損部位の修復、欠損部品の復元などを行なってきた。機体は何度も塗装されたが、今回のレストアで、工場で完成した当時の姿のまま、塗装はされていない。
"The
Hien fighter" shown in Gifu Kakamigahara National Air and Space Museum is
an aviation inheritance authorized as one which Ministry of Economy, Trade and
Industry authorizes with the only body existing in the country of "the
modernization industry inheritance group".
"The
postwar history of 61 three sets of Kawasaki キ fighters two type
"Hien" (6117)"
When
it was displayed in Hibiya Park in December, 1953, the United States Armed
Forces mark turned into the Japanese flag, and the United States Armed Forces
serial number of the vertical tail was deleted. And it was transferred to the
Japan Aviation Assoc in this year by the United States Armed Forces.
It
was displayed at the aviation exhibition of the Futago Tamagawa amusement park
of Tokyo in May, 1963.
Hien fighter restores
Gifu-Kakamigahara Air and Museum
組み立て前の飛燕 「かかみがはら航空宇宙博物館」 収蔵庫で 2017年11月
1963年5月 東京二子玉川園「航空博覧会」
2012年11月知覧特攻平和記念館での飛燕
2018.5.30
2018年5月30日訪問
博物館のリニューアルオープン時に組み立てられ、展示された「飛燕」