"Nino Tori"
Shinjyuku Hanazono Shrine

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Japan

2020.11.14

コロナ禍の "二の酉" 新宿花園神社


  

「二の酉」新宿花園神社

 コロナ禍の酉の市、例年とは違った光景だった。 例年は、神社の参道前の歩道から境内に沢山の飲食屋台があり、食べたり飲んだり、見世物小屋があり大変な賑わいだったが、今年は一軒の屋台も無く参拝者の数も例年の半分もいない。
 熊手を売っている露店は例年より少し少な目であったが、きらびやかな縁起物のお飾りは、例年通り。しかし、威勢のいい「よ~!シャン・シャン・シャン 」はマスク越しで声も少し控えめ、ひっそり感が漂っていた。

"Nino Tori" Shinjuku Hanazono Shrine

The Tori No Ichi market in Corona was a different sight than usual.
Every year, there were many food and drink stalls in the shrine from the sidewalk in front of the approach to the shrine, and there was a spectacle hut where you could eat and drink, but this year there was no stall and the number of worshipers was also normal. Not even half of. 

The number of stalls selling rakes is less than usual, but the decorations of glittering lucky charms are as usual, but the dashing shouts are a little subdued through the mask, and there is a sense of quietness.


 

 

 

 

 

 




「例年の酉の市」

 

 

 

 


「酉の市とは」

酉の市は江戸時代、足立区花畑にある大鷲神社近隣に住む農家の収穫祭が始まりであったとも言われている。境内では収穫物や農具、古着などが売られていた。今は縁起物の熊手守りは「運をかきこむ」「福を掃きこむ」という意味合いから「かっこめ」とも呼ばれ、江戸時代から伝わる酉の市には欠かせない大切な縁起物である。
 酉の市で売られる熊手には、おかめのお面や小判、稲穂、俵、お札、宝船、招き猫、鯛など様々な縁起物や、その年の流行を取り入れた飾りなど大小様々な物がある。
 熊手は鷲が獲物をわしづかみにする爪の形に似ていることから、「福や徳をわしづかみにする」という意味合いが込められているとも言われている。
 当時の参詣人は神社に鶏を献納し、祭りが終わるとその鶏を浅草観音堂前に放つのが慣わしとなっていた。
 この大鷲神社と千住の勝専寺、そして浅草の長國寺と鷲神社の酉の市がとても盛大だったそうです。現在は鷲神社、新宿の花園神社、府中の大國魂神社が「関東三大酉の市」として知られている。

「酉の日とは」

十二支と言えば酉年、戌年などといった「年」が有名ですが、「月」や「日」そして「時刻」などにも用いられてきた。「酉の日」も「年」と同じように、12日ごとにめぐって来る。その月の早い日程に酉の日が来れば3回、遅ければ2回あるということになり、今年は11月2日・14日・26日が酉の日である。




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