Monument of the student soldier dead in war

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※現在、2020年東京オリンピックの施設建設の為、近くの秩父宮ラグビー場(東京・港)に移設。

学徒出陣

今から70年前の19431021日、太平洋戦争の戦況悪化に伴い、大学生らの徴兵猶予が解かれ、「ペンから剣へ〜学徒動員」学徒出陣の壮行会が明治神宮外苑競技場(現国立競技場)で開かれた。
 「学業半ばにして、還らなかった友の胸中を思い、若き世代にこの歴史的事実を伝え永遠の平和を祈念する」と刻まれた祈念碑は、元学徒の有志が20年前に建立した。
 今年は70年目にあたる年、元学徒らは90歳前後と高齢化が進むが、平和への思いは永遠だ。
 ここで会った、元学徒の田村さん(88歳)は、日本ではなく中国北京に在住していた。北京の学校の学生(当時18歳)だったが、検査もなく徴兵され船で朝鮮半島へ、旧ソ連の国境付近に配属、そこで終戦を迎えるが、補領兵としてシベリア抑留2年を経て日本に帰還した。学徒出陣は日本本土だけではなかったことが分かった。

 若い世代に語り継ぐことが平和運動に繋がる。私たち「戦争を知らない子供たち」は、さらに「戦争を知らない子供たちの子供」に語り継がなければならない。

旧国立競技場 正門右側の碑

出陣学徒壮行の地 記念碑 (渋谷区国立競技場) 2013.10.21

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