長崎 平和祈念像
1945年8月9日午前11時2分、長崎は6日の広島に続き原子爆弾による被害を受けた。広島同様、町はほとんどが破壊され、多くの人々の命が奪われた。そして、生き残った人も心と体に大きな痛手を受け、今なお苦しんでいる。
長崎に投下された原爆は長さ3.25m重さ4.5トン、爆発力はTNT火薬2万1千トン相当のエネルギーを放出した。
強烈な熱線と爆風は、爆心地から2q以内にあったほとんどの建物を破壊し、焼きつくし、放射線による急性障害が一応おさまったとされる1945年12月末までに推定73,884人の命が失われ、負傷者は74,909人にのぼった。(1950年長崎市原爆資料保存委員会調査)
現在、平和公園には平和祈念像、また周りには原爆落下中心地を示す碑、当時の遺品や写真の展示、被爆した浦上天主堂の側壁、そして、ジオラマやビデオによる再現で伝える「長崎原爆資料館」がある。
1999年7月